2009-06-28 日
お犬さま
実家の“お犬さま”が病気になってしまった。
私も罹ったことのあるメニエール。地球が回る、目が回るという病だ。やっとこ立ち上がっても、よろよろと歩いて直ぐに倒れてしまう。
5日間の入院で大分回復したが、まだまだ本調子ではないようだ。飼い主である愚弟は、ただ、ただおろおろするばかり。父が倒れた時より、よっぽど落ち込んでいる。なにしろ愚弟には、この上なく可愛い長男なのだから。
息子とキャッチボールをしたいという夢は、娘二人という家族構成で叶わなかったが、その分、長男と称する雑種の雄犬を溺愛してきた。休みの度に利根川の河川敷に連れて行き、キャッチボールならぬ、ボール遊びに興じている。
7人家族には狭いから買い替えようと皆が何度言っても、日産に勤める先輩に義理立てしてサニーを乗り続けていたのに、“お犬さま”とのドライブのためにワンボックスカーに乗り換えもしたのだった。
退院してからの“お犬さま”は、ますます優遇され、外で飼われていたはずなのに、今では当然のように、家に上がり座敷でのうのうと居眠りをしている。床柱を背に、お食事なんぞをされる日も、そう遠くない気がする。