タンポポ@大手町

『根性』『努力』『精進』なんて言葉は、私の場合脳内メーカーのどこを探しても見当たらない。

その代わりにあるとしたら“怠惰”“お任せ”“いい加減”なんて言葉だろうか。

だから兵庫県で歩道のアスファルトを破って現れたド根性大根なるものが話題になった時には、大根の大ちゃんに大いなる畏敬の念を抱いたものだ。「私よりよっぽど偉い!!」しかも、この大根、上半分が折られて行方不明になったものの、戻されてから水耕栽培されているというのだから、生半可なド根性ではない。

ある日、私がお江戸は大手町で発見したのは敷石の間から顔を出したタンポポだ。こちらのド根性タンポポも黄色い花を咲かせ、茎をぐんぐん伸ばしている。

我が母は、幾つになってもご縁の無い娘を横目に、庭の片隅で咲く菊を見てはため息をつきつつ、のたまう「花は、どんな所でも咲く時期を知っているのにねぇ」。

ド根性タンポポを見たならば、一体どんな言葉が母の口をついて出てくるのやら。