今年も勤労感謝の日がやって来た。
天気予報で「かっこうの行楽日和」と太鼓判を押しているほどの晴天だ。引き篭もってばかりの毎日だが、今日は珍しく靴を履きたい気分。高等遊民の生活ができる、現在の状況を作ってくれた、昨年までの私の勤労に感謝しながら、近辺を散歩することにした。
私が暮らしているのは、城南五山の一つ、池田山と言われる地域だ。(他に島津山、八つ山、御殿山、花房山)。俗に“高級住宅街”と言われている。(オホホ)
壊すか、保存するかで話題になった、美智子皇后のご実家、正田邸の跡地にできた「ねむの木の庭」を眺め、インドネシア大使館を横目に歩いて行くと、江戸時代に岡山城主池田家の下屋敷だった庭園そのままの池田山公園がある。ここが、殊の外綺麗な紅葉を見せてくれるのだ。
数年前に、たまたま紅葉の時期に訪れた際「こんな場所が近くにあったら、わざわざ遠出をすることは無いねぇ」と、何箇所も紅葉狩りに行っていた母が驚いたほどだ。
ここで、しつらえられたベンチに座り、のんびりと景色や池の鯉を眺める。公園を出て、逓信病院という名前で知られていた、現NTT東日本関東病院の横を通って、マンションの正面玄関に帰りつくと、靴を履いてから1時間弱。
ああ、今日はよく動いた。
東京でも木枯らし1号が吹き、立冬もとうに過ぎたというのに、天守閣と称している私の部屋のベランダでは、様々な花が元気に咲いている。
大量に咲いている菊の鉢には、蜜蜂まで飛んで来る。
来客が1番驚くのは、2月や3月でも変わらず咲いているハイビスカスだ。実家から母が来て「外に出しておくとシモゲちゃう(霜で枯れてしまう)」と、鉢を部屋に入れて帰った時は、明らかに元気を無くしていくのが分かり、慌てて寒空に戻した。そして、その寒空の下では、赤と黄色の花をほぼ毎日開いてくれているのだ。
「どういう手入れをしたら、こんなに元気なんですか?」と、よく聞かれる。同じローズ・マリーをプレゼントしてくれた友達は、自分の方がとうに枯れてしまっているのに、私のは成長し、花までつけているものだから「よっぽど手をかけているのでしょうね」と言う。けれども実態は「な〜んにも」である。手をかけないのが1番。好きなように成長して、好きなように咲いてくれる。ウチの子達は、全くの放任主義なのだ。
そうそう、ワイルドストロベリーも花が咲き、実をつけてくれるものだから、自家製カスピ海ヨーグルトに入れて食べている。
寒さに向かい、震えている方々は、お花見にいらっしゃいませんか?
生まれながらの出不精である。毎日の行動半径はプールとスーパー、ほぼ半径1km圏内といったところだろうか。「国の宝は門外不出」と嘯いて、パスポートすら持っていない。
ところが、仲良くなったベトナム料理店の女性オーナーが、店を訪れる度に自分の母国であるベトナムに連れて行きたいと言ってくれる。お世辞や、おべっかではなく真剣に誘ってくれているのが分かるものだから、無下に断るのも心苦しく「パスポート、持ってないもん」なんてことを言ったら、つたない日本語で、パスポートの申請方法から申請場所まで教えてくれた。
そこまでしてもらっては、日越親善のために一念発起と、重い腰に自分で鞭打って、オーナーに教えてもらった有楽町の交通会館に足を運んだ。
予め、ネットで曜日及び時間帯別混雑状況の「比較的空いています」という金曜日の午前中に出かけると、思っていた以上にスムーズに申請手続きが進んだ。それに、ハローワークに通った時も感じたが、最近の“お役所”は、随分と物腰が柔らかくスマイルも溢れている。手続きが終わると「ご苦労さまでした」と、送り出してまでくれる。
一週間後には、外務大臣の印がついたパスポートを手にすることができる。
しかしなぁ・・・根っから出不精の私のこと、訪越はいつになることやら。折角のパスポートも運転免許証と同じく、身分証明証と化してしまうのではないだろうか。
子供の頃は、よく乗り物酔いをした。その最たるものがバスで、駅から離れた知り合いの家にも、ひたすら歩いて行ったものだ。
自分の住まいは実家も、独立してからも駅近ばかりで、バスは利用せずに済んでいる。
ところが、おとなになり船酔い以外の乗り物酔いは克服した私は、ここにきて今までの分を取り戻すかのように、週に1,2回はバスに乗っている。駅からTOC(東京卸売りセンター)までの巡回バスで、TOC内の図書館サービスコーナーに行っているのだ。これが、見栄えも可愛い真っ赤なマイクロ・バスで、その名もTOC・EXPRESS。
このマイクロ・バス、車内に入ると、まぁ賑やかなこと。音ではない。壁面やら背もたれに、注意事項が佃煮にしたいくらい多数貼り付けてある。
ン、天井にまで?! 文字は無いが、これはどのように解釈したら良いのだろうか。
いくら注意事項を貼っても、バスの中でシートベルトをしている乗客は一人も居ませんから、残念!!(古い?)
とうとう地デジ対応のTVを買ってしまった。「世界の亀山モデル」AQUOSを、ビデオとセットで。
アナログTV画面の縦横の比率が好きで、ギリギリまで買い換えるつもりはなかったのだが、バラエティ番組で見た家電芸人の「思いついた時が買い時です」という言葉に洗脳され、ジャパネットたかたのCMに反応。発作的に注文の電話を入れてしまったのだった。
亀山モデルが加わって、現在我が家にはテレビ&ビデオのセットが2組と、ビデオの壊れたテレビデオが1台、なんとテレビは3台になってしまった。私って何人家族?そう、寂しい独り暮らしだというのに。
コンセントを差し込んで電源を入れれば見ることができるのがテレビだと思っていたが、やって来たのは、カードを入れ、初期化をするという、機械音痴の上に“トリセツ”も苦手の私には手も足も出ない代物だった。もちろん、設置は他人頼み。扱い方も一通りは教えてもらった。
しかし翌朝、電源を入れても画面が出ない。そんなバカな?!テレビとビデオについてきたリモコンのボタンを交互に、ブチブチと押し捲っていたら、どのタイミングかで画像が浮き上がった。
次は番組予約だ。自分としては「大変良く出来ました」のつもりだったのだが、思いもよらない時間に、ビデオが動き出してしまった。ウッソォ?!
AQUOS先輩のかずえちゃんに、この惨状を伝えたら「幸せなテレビ鑑賞時間が早く戻ってきますよーに(笑)」というメールが届いた。果たして、いつになったら幸せが訪れてくれることやら。